ビョルン=ホルガー・イェルヌドは、スウェーデンで言語学と経営学を学ぶ。1966年より、オーストラリア・モナシュ大学に勤務。のちに、香港バプティスト大学において言語学の教授となり、2002年に退職。オーストラリア、アジアにとどまらず、中東・北アフリカ(カイロのフォード財団)、アメリカ(ホノルルの東西センター)の大学や研究機関において、管理職、教員、研究者としての職に従事。
1960~70年代における言語政策理論の発展に大きな貢献をし、現在も言語管理理論の枠組みにおける言語の諸問題についての記述、説明のための探究を続けている。
また、ハーグの国際司法裁判所専門家として任命されたことから、ダルフール(「フル族の土地」を意味する)におけるフール族の間で使用されるフル語、また、ビルギド語(ダルフールのビルギド民族の間で、もはや話されていない言語)の記述にも取り組んでいる。